YouTubeの高評価率の目安は?低評価との関係と改善方法を解説

「YouTubeの高評価率の目安はどのくらいか」「動画に低評価がついたときチャンネルへの影響が心配」――このような疑問や不安を抱えている方は少なくありません。
自分の動画についている評価が「良い水準なのか・問題があるのか」を判断するには、まず正確な目安の数値と、低評価が実際にどのような影響を与えるのかという事実を把握することが必要です。
この記事では、YouTubeの高評価率の定義・計算方法から、2021年の低評価数非表示化の経緯、低評価がチャンネルに与える影響の実態、高評価率を改善するための具体的な方法まで順を追って解説します。企業チャンネルを運用している方に向けて、高評価率よりも先に見るべき指標についてもお伝えします。最後まで読めば、数字に一喜一憂せず本質的な運用改善に集中できるようになるでしょう。
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この記事の監修者:代表取締役CEO 山田 翔梧

動画・YouTubeを活用した情報発信において、視聴数だけでなく、行動や成果につながる設計を重視した支援を行っています。
事業会社でのプロダクトマーケティングやデータ分析、新規事業立ち上げの経験を経て、現在は株式会社Xcuuの代表として、企業のYouTube活用や動画マーケティングを支援しています。
YouTubeの高評価率とは

YouTubeの高評価率とは、動画についた「高評価(いいね)」が全評価数に占める割合を示す指標です。
視聴者が「役に立った」「良い内容だった」と感じたときに押す高評価と、「期待と違った」「内容に不満があった」と感じたときに押す低評価の合計を分母として算出します。高評価の数そのものではなく、あくまで「全評価に占める比率」を見る指標です。
高評価率の意味と計算式
YouTubeの高評価率は、以下の計算式で求められます。
高評価率(%)= 高評価数 ÷(高評価数 + 低評価数)× 100
たとえば、高評価数が900件・低評価数が100件の動画であれば、900 ÷(900 + 100)× 100 = 90%が高評価率です。仮に高評価数が1,000件であっても低評価も1,000件あれば、高評価率は50%にしかなりません。
高評価の絶対数の多さではなく、「評価した視聴者全体の中で何%が高評価を押したか」という比率で判断する指標です。
YouTube Studioのアナリティクス画面では、チャンネルオーナーが動画ごとに高評価数・低評価数・高評価率を確認できます。これは自分のコンテンツが視聴者にどう受け取られているかを把握するための重要なデータです。
エンゲージメント率との違い
高評価率と混同されやすい指標に「エンゲージメント率」があります。両者は計算方法がまったく異なります。
エンゲージメント率(%)=(高評価数 + コメント数)÷ 再生回数 × 100
高評価率が「評価をした視聴者のうち何%が高評価か」を示すのに対し、エンゲージメント率は「動画を視聴した人のうち何%が何らかのアクション(高評価またはコメント)をとったか」を示します。一般的なYouTubeチャンネルのエンゲージメント率は2%前後とされています。
どちらも「高評価」を軸にした指標ですが、分母が「評価数」か「再生回数」かで意味がまったく変わります。この違いを把握したうえで、それぞれの指標を使い分けることが大切です。
YouTubeの低評価数は2021年から視聴者に非表示になっている

2021年11月10日、YouTubeは一般視聴者に対して動画の低評価数を非表示にしました。動画ページ上の低評価ボタン自体は残っていますが、その数字は視聴者の画面には表示されなくなっています。「低評価数の仕組みが変わった」という認識はある方も多いと思いますが、実際の経緯と現在の状況を正確に把握しておきましょう。
なぜ低評価数が非表示になったのか
YouTubeが低評価数を非表示にした主な理由は、クリエイター保護と視聴環境の改善です。
この変更以前は、特定の動画やチャンネルを狙った「組織的な低評価攻撃(ディスライクボム)」が横行していました。コンテンツの質とはまったく関係のない悪意ある集団行動によって、個人クリエイターや企業アカウントが不当なダメージを受けるケースが増加していたのです。
低評価数を非表示にすることで、コンテンツの内容とは無関係な嫌がらせ目的の評価が与える影響を軽減し、公平な視聴環境を整えることがYouTubeの狙いです。
また、低評価数が多い状態を見た視聴者が動画を開く前から離脱するという現象も起きていたため、フラットな目でコンテンツを判断してもらいやすくする効果も期待されています。
クリエイターはYouTube Studioで今も確認できる
視聴者への非表示はあくまで「一般視聴者への表示」に限った変更です。チャンネルオーナーは現在もYouTube Studioのアナリティクス画面で、自分の動画の高評価数・低評価数・高評価率を確認できます。
確認手順は、YouTube Studioの「コンテンツ」から対象動画を選び、「アナリティクス」→「エンゲージメント」タブを開くという流れです。「自分の動画の評価状況がわからない」と感じている場合は、このYouTube Studio上のデータを定期的にチェックする習慣をつけましょう。
YouTubeの高評価率の目安・平均

「自分のチャンネルの高評価率は正常な水準か」を判断するには、目安となる数値を正しく把握しておく必要があります。ジャンルや動画の性質によって傾向は変わりますが、まずは一般的な基準を確認しておきましょう。
一般的な目安は90%以上が理想、80%以上がひとつの水準
一般的なYouTubeチャンネルにおける高評価率の目安は、以下の通りとされています。
- 90%以上:理想的な水準
- 80〜90%:多くのチャンネルで見られる平均的な水準
- 80%以下:コンテンツや設計の見直しを検討する水準
YouTubeの高評価率の目安として、90%以上が理想で、80〜90%が一般的な平均水準です。
80%を下回り始めた場合は、動画の内容・タイトル・サムネイルのいずれかに課題がある可能性を疑い、視聴者体験の改善を検討することをおすすめします。ただし、高評価率だけを単独で見るのではなく、視聴維持率やCTRなど他の指標と合わせて総合的に判断することが重要です(詳細はH2-7で解説します)。
ジャンルによって高評価率の傾向は異なる
高評価率はジャンルや動画のテーマによって傾向が大きく変わります。
エンタメ系・切り抜き動画・ショート動画は90〜95%以上の高評価率になりやすい傾向があります。反対に、政治・宗教・社会問題など意見が分かれやすいテーマを扱う動画は、コンテンツの品質とは無関係に70〜80%台になることもあります。
企業チャンネルの場合、業界情報の解説・事例紹介・ノウハウ提供といったコンテンツが中心になることが多く、炎上リスクの低い安定したテーマを扱うため、高評価率は比較的ブレにくいと言えます。
「自分のジャンルではどのくらいが平均か」を把握したうえで、自チャンネルの水準を評価することが重要です。同ジャンルの競合チャンネルと比較しながら、相対的な位置を確認するのも有効な方法です。
再生数に対する高評価率(エンゲージメント率)は2%前後が平均
「高評価率」とは別に、「再生数に対して何%が高評価を押しているか」という観点もあります。エンゲージメント率(または高評価/再生回数比)とも呼ばれるこの指標は、一般的に2%前後が平均とされています。
つまり、100回再生された動画で高評価が2件ついていれば、標準的な水準といえます。「高評価数が少ない」と感じても、再生数に対して2%程度の高評価がついていれば、特段問題のない状態です。
H2-1で解説した「高評価率(高評価÷(高評価+低評価)× 100)」と、この「高評価/再生回数比」は、どちらも「高評価」を軸にした指標ですが意味がまったく異なります。以下の表で整理しておきましょう。
| 指標 | 計算式 | 平均の目安 |
|---|---|---|
| 高評価率 | 高評価数 ÷(高評価数+低評価数)× 100 | 80〜90%前後 |
| エンゲージメント率 | (高評価数+コメント数)÷ 再生回数 × 100 | 2%前後 |
| 高評価/再生回数比 | 高評価数 ÷ 再生回数 × 100 | 1〜2%前後 |
数字だけを見て混乱しないよう、「どちらの指標を見ているか」を意識しながらアナリティクスを活用してください。
ショート動画は高評価率が特に高くなりやすい
YouTube Shortsなどの短尺動画は、長尺動画と比べて高評価率が高くなりやすいのが特徴です。
理由は視聴体験の構造にあります。短尺動画は最後まで視聴されやすく、「期待と内容が違った」と感じる前に動画が終わるため、視聴者との間にギャップが生まれにくいのです。また、ショート動画の視聴者はスクロールしながら短時間で複数の動画を消費するため、コンテンツへの不満を低評価という形で表明しにくいという面もあります。
そのため、通常の長尺動画とショート動画を同じ高評価率の基準で評価するのではなく、フォーマットごとに別の判断軸を持つことをおすすめします。
YouTubeの低評価がチャンネルに与える影響

低評価がチャンネルに与える影響については、誤解も多い部分です。「低評価がついたら収益化が取り消される」「チャンネルに重大なペナルティが入る」という話を見かけることがありますが、事実とは異なります。正確な情報を把握したうえで、必要以上に不安を感じずに済むようにしておきましょう。
低評価自体に直接的なペナルティはない
YouTubeでは、低評価がついたこと自体によって収益が減少したり、動画が非公開になったりする仕組みはありません。
YouTubeパートナープログラム(YPP)への参加条件(チャンネル登録者1,000人以上かつ過去12ヶ月間の総再生時間4,000時間以上、またはショート動画視聴回数1,000万回以上)にも、高評価率の基準は一切含まれていません。高評価率がどれだけ低くても、それだけで収益化の資格を失うことはありません。
YouTubeが運営ポリシーで問題視するのは「コンテンツのガイドライン違反」であり、低評価の数はその基準には含まれていないということを覚えておきましょう。
間接的な影響① 関連動画・おすすめへの表示減少
直接的なペナルティはないとはいえ、低評価が多い状態が続くと間接的な影響が出る可能性があります。
低評価が多い動画は視聴者の満足度が低いことを示すシグナルとなり、YouTubeのアルゴリズムが関連動画やホーム画面への露出を抑制する可能性があります。
YouTubeのアルゴリズムは「視聴者が動画を視聴した後に満足したか」という情報を継続的に学習しながら表示先を最適化しています。低評価はその満足度が低かったことを示す情報の一つとして参照されます。
ただし、低評価の数だけで表示が減るわけではなく、視聴維持率・クリック率・コメント数・チャンネル登録率といった複合的な指標を参照してアルゴリズムは動いています。一時的に低評価がついても、他の指標が良好であれば過度に心配する必要はありません。
間接的な影響② 視聴維持率・CTRへの低下連鎖
低評価が増えやすい状態には、多くの場合「サムネイルとタイトルが動画内容と合っていない」「視聴者の期待を満たせていない」という根本的な課題が潜んでいます。
この状況では、視聴維持率(動画のどの割合まで視聴されたか)やCTR(サムネイル表示に対するクリック率)にも問題が生じていることが多く、「低評価が多い→アルゴリズム評価が下がる→インプレッション(表示回数)が減少→再生数がさらに落ちる」という低下の連鎖が起きやすくなります。
低評価の数そのものを気にするより、その背景にある「なぜ視聴者が不満を感じているのか」という原因を探ることが、チャンネルを立て直すうえでの正しいアプローチです。
低評価が増えやすい動画の特徴

低評価が増えやすい動画には、共通するパターンがあります。自分のチャンネルの動画に当てはまる点がないか確認しながら読み進めてください。
タイトル・サムネイルと内容にギャップがある(釣り)
低評価が集まる最も多いパターンが、「タイトルやサムネイルで期待させた内容と、動画の中身が一致しない」ケースです。
いわゆる「釣りサムネ・釣りタイトル」と呼ばれるもので、視聴者の関心を引くためにセンセーショナルな表現を使っても、実際の動画がその期待に応えられなければ不満が生まれます。
視聴者が感じる「この動画に費やした時間が無駄だった」という不満が、低評価という形で表れます。
対策は一貫性を持たせることです。タイトル・サムネイルと動画の内容の間で「同じ約束を守る」設計にすることが、高評価率を安定させる最も基本的な方法です。視聴者がクリックしてから得られる体験が、サムネイルで期待させた内容と一致していれば、自然と満足度が上がります。
動画のクオリティや視聴者体験に問題がある
動画の基礎的な品質に問題がある場合も、低評価を受けやすくなります。よく見られるパターンを挙げると以下のようなものがあります。
- 音声が聞き取りにくい(雑音・ハウリング・音量が小さすぎる)
- 映像がブレる・ピントが合っていない
- 編集が粗く、無駄な間が多くテンポが悪い
- 構成がわかりにくく、何を伝えたい動画なのか最後まで不明確
特に企業チャンネルでは、音声品質が視聴者体験に大きく影響します。マイクや撮影環境への最低限の投資は、低評価リスクを下げるうえで費用対効果の高い方法です。
視聴者が不快・不誠実と感じるコンテンツ
視聴者が「不快」あるいは「不誠実」と感じるコンテンツも、やはり低評価を招きやすくなってしまいます。
- 過剰な宣伝・プロモーション(商品やサービスを押しつけすぎる動画)
- 事実と異なる情報や誇大表現が含まれる動画
- 同じ内容の繰り返しで尺を引き延ばしている動画
- 論争的なテーマを一方的に感情的に語り、特定の立場を攻撃するような内容
企業チャンネルにとって、情報の正確性と誠実さは視聴者からの信頼に直結します。「正確に・誠実に伝える」というスタンスを軸にしたコンテンツ設計が、長期的な高評価率の安定につながります。
YouTubeの高評価率を上げるための方法

高評価率を改善するための具体的な方法を3つ解説します。地道な取り組みではありますが、継続することでチャンネル全体の評価が安定してきます。
チャンネルのコンセプトとターゲットを絞り込む
「誰に向けた、どんなテーマのチャンネルなのか」が明確であるほど、視聴者と動画内容のマッチング精度が高まり、高評価率が安定しやすくなります。
幅広い層に向けた動画を無差別に投稿すると、ターゲット外の視聴者に動画が届き、「思っていた内容と違う」という反応が増えやすくなります。一方、チャンネルのコンセプトとターゲットが絞り込まれていると、そのテーマに関心を持った視聴者が集まりやすくなるため、「自分に向けた動画だ」と感じてもらいやすくなります。
高評価率を底上げするうえで、チャンネルの一貫性は非常に重要な土台です。
タイトル・サムネイルと動画内容を一致させる
高評価率を安定させる最も直接的な方法は、タイトル・サムネイルで約束した内容を動画で確実に届けることです。
視聴者が「このサムネイルをクリックすれば〇〇がわかる」と期待してクリックした場合、その期待通りの内容が提供されていれば自然と高評価がつきます。逆に、タイトルやサムネイルに比べて動画の中身が薄いと感じさせてしまうと、低評価につながります。
特に企業チャンネルでは、「正確な情報を誠実に届ける」というスタンスがそのまま高評価率の安定につながります。
動画内で高評価を呼びかける(CTA設計)
視聴者は動画が役に立ったと感じていても、特に促されなければ高評価を押さずにそのまま離脱することがほとんどです。
「この動画が役に立ったと感じた方は、ぜひ高評価をお願いします」という一言を動画内に入れることが、高評価率を高めるうえで効果的なアクション設計になります。
呼びかけのタイミングは、動画の終盤(まとめの前後)が最も自然です。「なぜ高評価してほしいのか」を添えると視聴者が行動しやすくなります(例:「チャンネルの改善につながります」「似た悩みを持つ方に届けるのに役立ちます」など)。視聴者が意識的に行動するきっかけを設計することが大切です。
【BtoB企業向け】YouTube高評価率より先に確認すべき指標がある

ここからは、企業でYouTubeチャンネルを運用している担当者の方に向けた内容です。高評価率を意識して改善に努めること自体は間違いではありませんが、「高評価率を上げること」を運用の主な目標にすることには、見落としがちな落とし穴があります。
高評価率は「結果指標」であり先行指標ではない
高評価率は、視聴者が動画を見た「後」に示す反応です。コンテンツを体験した結果として生まれる「結果指標」であり、チャンネル成長を先行して示す指標ではありません。
チャンネルの成長を先行して示す指標として重要なのは、以下の3つです。
- CTR(クリック率):サムネイルと動画が表示されたとき、何%の視聴者がクリックしたか
- 視聴維持率:動画をどれくらいの割合まで視聴されたか
- チャンネル登録率:動画を視聴した後にチャンネル登録してくれた割合
これらは「視聴者に刺さっているか」「コンテンツが届いているか」を先行して示す指標です。この3つが改善されると、再生数の増加や問い合わせ件数の向上といった成果に直接つながっていきます。
高評価率が低い原因を掘り下げると、多くの場合「サムネイルとタイトルの設計が弱い(CTRが低い)」「動画の構成が視聴者の期待に応えられていない(視聴維持率が低い)」というより根本的な課題に行き着きます。高評価率の数字を直接改善しようとするより、その前段にあるCTR・視聴維持率・チャンネル登録率を改善することが、チャンネル成長への近道です。
Xcuuが設定するKPI三指標に高評価率は含まれない
株式会社XcuuがBtoB企業のYouTube支援で設定するKPIは、以下の3指標です。
| 指標 | 業界平均 | Xcuuが設定する目標値 |
|---|---|---|
| CTR(サムネイルのクリック率) | 3〜5% | 8%以上 |
| 視聴維持率 | 20〜25% | 35%以上 |
| チャンネル登録率 | 0.1% | 0.5%以上 |
300本以上の法人向けYouTube動画の企画・分析支援を通じて、Xcuuは「高評価率が高くても視聴維持率が低い動画では、視聴者の実質的な満足度が伴っていないケースがある」という経験を積み重ねてきました。サムネイルのクリック率が高くても、動画の中身が期待を裏切る内容であれば低評価が増えるだけです。
この3指標を継続的に改善することで「視聴者の課題に正確に刺さるコンテンツ設計」が実現し、結果として高評価率も自然に向上していきます。高評価率は「目指すもの」ではなく「良い運用が積み重なった結果として付いてくるもの」と捉えることが、長期的なチャンネル成長の考え方です。
実際にXcuuが支援したハウスメンテナンス業者(東証プライム上場)のチャンネルでは、この考え方に基づいてコンテンツ設計を見直した結果、月間総再生時間10倍・LPトラフィック5倍・3ヶ月で初CV創出という成果につながっています。
YouTubeの高評価率・低評価に関するよくある質問

YouTubeの高評価率や低評価について、よくいただく疑問をまとめました。
高評価率が低いと収益化やYouTubeパートナープログラムに影響しますか?
高評価率はYouTubeパートナープログラム(YPP)の審査条件に含まれていないため、直接影響することはありません。
YPPに参加するための主な条件は「チャンネル登録者1,000人以上 かつ 過去12ヶ月間の総再生時間4,000時間以上」または「チャンネル登録者1,000人以上 かつ ショート動画の視聴回数1,000万回以上」です。高評価率の数値がどれだけ低くても、これらの条件を満たしていれば収益化の申請は可能です。
ただし前述のとおり、高評価率が低い状態は間接的にアルゴリズム評価に影響する可能性があるため、継続的な改善は行っておくことが望ましいです。
低評価を押した視聴者を特定することはできますか?
YouTube Studioでは、自分の動画についている低評価の総数を確認することはできますが、「誰が低評価を押したか」を特定する機能は用意されていません。
これはYouTubeの仕様として意図的に設けられた仕組みで、視聴者が正直な評価を気軽に行えるよう、匿名性が担保されています。
低評価が増えた場合は「誰が押したか」を気にするのではなく、「なぜ低評価が増えているのか(コンテンツの内容・品質・ターゲット設計のズレ)」という方向で原因を探ることが、改善への正しいアプローチです。
高評価率とエンゲージメント率は同じですか?
高評価率とエンゲージメント率は、名前は似ていますがまったく異なる指標です。
高評価率:高評価数 ÷(高評価数 + 低評価数)× 100 → 評価した視聴者の中での割合(平均:80〜90%)
エンゲージメント率:(高評価数 + コメント数)÷ 再生回数 × 100 → 全視聴者の中でアクションした割合(平均:2%前後)
高評価率が80〜90%であるのに対し、エンゲージメント率は2%前後と数値の水準がまったく異なります。「高評価率が80%なのに、エンゲージメント率が2%しかない」という状況は珍しくなく、それぞれが異なる角度でチャンネルの状態を示していることを理解したうえで活用しましょう。
まとめ|YouTubeの高評価率は目安を知りつつ本質的な指標を見る

この記事で解説した内容を整理します。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 高評価率の目安 | 90%以上が理想、80〜90%が平均水準 |
| 低評価数の扱い | 2021年11月10日から視聴者には非表示(チャンネルオーナーはYouTube Studioで確認可能) |
| 直接ペナルティ | 低評価がついても収益化・収益への直接影響なし |
| 間接的な影響 | アルゴリズムによる表示機会の減少、視聴維持率・CTRとの低下連鎖 |
| 改善の基本 | タイトル・サムネイルと内容の一致、ターゲットの絞り込み、高評価への呼びかけ |
| 企業チャンネルの優先指標 | CTR・視聴維持率・チャンネル登録率(高評価率は結果指標) |
YouTubeの高評価率は、チャンネルの状態を把握するうえで参考になる指標の一つです。しかし高評価率の数字だけを追いかけても、チャンネルの本質的な成長にはつながりません。
特に企業チャンネルの運用では、「視聴者の課題に正確に刺さるコンテンツ設計ができているか」という問いと向き合うことが、高評価率を自然に高めながらビジネス成果につながる運用への近道です。
YouTube運用の設計や改善に課題を感じている方、KPI設計から動画の企画・制作・分析まで一貫した支援をお探しの方は、ぜひ株式会社Xcuuにご相談ください。
